はじめてのクラシック

昨日、友達と大阪国際会場での公演「はじめてのクラシック ~中学生・高校生のために~」を聴きに行きました。

三枝成彰氏の素晴らしい解説で、小林研一郎氏の情熱的な指揮で、一流演奏家の揃えるオーケストラーの素敵な演奏により、3時間モーツァルトの短調をたっぷり楽しみました。三菱商事の協賛で、観客は1000円で本格的なクラシック・コンサートを楽しむことができました。友達は気持ちよく寝てしまいました。(优美的音乐可以催眠)「いい音楽を聴いて、眠くなる」と言われた通りです。
しかし、演奏中の親子のおしゃべりや、最後の拍手の中の退場、退場時の割込などという不調和音もありました。中国で開催するクラシック・コンサートでも、この現象がよくあります。評論家達は厳しく批判していますが、礼儀正しいと自慢する日本は、同じことが起こることはとても残念だと思います。

風の宿

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琵琶湖に「風の宿」という一軒屋があります。あそこで、たくさんの客が泊まりました。

客は太陽いっぱいの琵琶湖で思う存分に泳いたり、アジを取ったり、陽光浴をしたり、BBQを楽しんだりしています。「風の宿」に、テレビも無いし、エアコンもないですが、あそこにいると、皆食欲旺盛で、笑顔素敵で、笑い声が絶えないです。

あそこで、客は記念写真を残します。
数冊の写真集に、20年間家族の遷移を記録しています。それを見て、心を暖めます。昔中国のヒット曲を思い出します。「最浪漫的事是和你一起变老」(一番ロマンチックなことは、君と一緒に年を取ることです)写真の中に変な顔ばかりしていた子は、目の前の好青年は同じ人です。好青年は母の昔の若さにびっくりしています。祖父母は優しい目で、好青年を見守っています。

数冊の写真集に、15年間先生の中国人教え子の成長を記録しています。写真の中の若い笑顔が輝いています。昔の自分はこれだけ意気揚々なのか、数年後の教え子はもう一度写真集を見て、青春の情熱を蘇らせ、夢を追い掛けようと決意する人が多いらしいです。

「風の宿」は、私の恩師の別荘です。風と共に去りぬ、素敵な記憶を作り、家族の絆を結び、先生と学生の情を深め、他人に尽くすことにより、幸せを感じる宿です。

ちなみに、昨日、太陽いっぱいで、元気いっぱい、幸せいっぱいでクラスメートと恩師家族と最高な休日を過ごしました。

无事此静坐、一日当两日

お盆休みに、友達と岡山の美作にある温泉に行きました。
露天風呂に小さな看板が立ってあります。

「当館の露天風呂はとても気持ちいいので、落ち葉や虫がついつい長湯しがちです。どうぞ、優しいあなたは彼らを外に出してください」と書いてあります。

それを読んで、優しい気持ちで、落ち葉と虫の死骸を外に出して、「无事此静坐、一日当两日」の気持ちで悠然で長湯をしました。

お風呂上り、優しい気持ちでいっぱいでした。「美人になったね」と友達に褒められました。優しい人は美しいという物語を思い出して、これから怒ることに遅く、優しく生きていこうと思います。

それは温泉天国で悟った美容秘訣です。

「无事此静坐、一日当两日」:中国の宋朝の蘇東坡の詩です。日常の煩わしい事を忘れて、落ち着いて、自己吟味すれば、心が豊かになるという意味です。

「必死剣鳥刺し」に嘆く

藤沢周平氏の大ファンの私は先日映画「必死剣鳥刺し」を拝見した。武士の悲惨の運命に嘆きました。

以下、あらすじを書いているので、まだ見ていない人は注意してください!

愛妻が病死し、子もなく、生きる意欲を失った為、兼見三左エ門は、藩のため、民のため、海坂藩の藩政に良からぬ影響を与える藩主の妾連子を殺した。しかし処分は軽いもので、藩主は暴政を反省したのもですか?違います。連子死後、藩主の暴政は続きました。
事件三年後、その三左エ門が、近習頭取として役職に復帰後、中老・津田の命を受け、藩主のために、別家の帯屋隼人正と戦う覚悟を決めました。万が一、自分が死んだら、彼の身の回りの世話をしていた里尾の将来を心配し、人に頼んで、結婚させようとしました。その時、里尾の彼への恋心を知って、心が揺らぐ。
これから、自分は里尾と一緒に生活をしようという生への希求を持って、帯屋隼人正を殺しました。しかし、自分は藩閥の戦いの駒の役割は終わりました。「三左エ門中が乱心した」と叫んでいる老津田の声を聞いて、謀られたことに気がつきました。
三左エ門の同僚、三左エ門に剣を振りました。三左エ門は必死に取り巻く侍たちを斬りまくりました。朦朧時、「鳥刺し」秘剣を使って、津田を殺しました。
里尾は遠い所で赤ちゃんを抱えて、毎日三左エ門の来るのを待っていました。
国のため、民のため、死ぬのは最高の侍だと言われる剣豪精神を支えてきた三左エ門は、藩主派閥の犠牲品になりました。

青春時代、中華圏の武侠小説の第一人者金庸氏の武侠小説に熱狂した私は、「為国為民、侠之大者」の侠士の品格に驚嘆しました。
今、日本の剣豪小説の達者藤沢周平氏の侍の品格にも魅了しています。中国の侠士と日本の侍は、共通しているところが数多くあります。
藤沢周平氏の作品を読むと、昔自分は金庸氏の武侠小説に熱狂したことを思い出しました。徹夜の読書は楽しくてたまりませんでした。情け深い侍に涙がでました。
と同時に、「人が人を支配して、これに害を及ぼす」という聖書の言葉を思い出しました。