韓国語で「箸」は何という?「匙」との違いは?

안녕하세요^^ 크리스탈이에요

여러분은 식사할 때 어떻게 드시나요? 저는 일본생활이 오래돼서 숟가락의 사용이 많이 준것 같아요. 여러분은 한국 음식을 드실 때 숟가락과 젓가락 사용을 적절하게 하시나요?

(ヨロブン、食事する時、どのようにされていますか。私は日本での生活が長くスプーンの使用は非常に減ったような気がします。皆さんは韓国料理を召し上がる際、匙と箸を適切に使われているのでしょうか。)

 

今日は韓国料理を食べるには欠かせない「수저:スジョ(匙と箸)」の語源についてご紹介いたします!

「숟가락:スッガラッ=スプーン」の使用は古代からで、

日本、中国、韓国の3カ国で使っていたのですが、

それぞれの国の食習慣により、匙と箸の使用頻度は変化したと思います。

 

「숟가락:スッガラッ」の「숟」は、

鉄を意味する古語の「솓:ソッ」から由来していますが、

それは後に「술」にかわり、「술」+「가락」を合成語し、「술」は「숟」になります。

 

「술」から「숟」に変化するのは、

韓国語正書法29箇条には「ㄹ」で終わった言葉が別の言葉と合わさって合成語になる場合、「ㄹ」を「ㄷ」に表記する決まりがあるからです。

少し難しいですよね💦

 

「숟가락:スッガラッ」次に出現するのが

「젓가락:チョッガラッ=お箸」ですが、

「젓가락:チョッガラッ」の「저」は

漢字語の「箸:チョ」+「가락」が合わさった合成語です。

二つの言葉が合わさることによって「저」を発音しやすくするために

「저」の下に「ㅅ」のパッチムをつけています。

これを「사이시옷:サイシオッ」といいます。

 

古代は三国とも「숟가락:スッガラッ」使用から出発して今日は各国の食文化に合わせて「수저:スジョ(匙と箸)」の使用も変わっています。

 

日本は韓国ともっとも食文化が似ていますが、

一般的に食器は木製がほとんどですし、

ご飯も韓国より水分気が多いので、

「숟가락:スッガラッ」の使用よりは「젓가락:チョッガラッ」だけでも十分だったと思います!

 

それに対して韓国は米をスプーンで食べることも多いですよね。

何故かというと、ステンレス製品の食器で熱いため、

手で食器を持って食事するのが非常に難しく、

水分気の少ないご飯、汁気の多い食文化なので、

現在の「수저:スジョ(匙と箸)」を使うようになったでしょう。

 

ちなみに韓国は現在もステンレス製の箸がほとんどですが、

それは衛生のためです。

時代劇にもしばしば銀製の匙と箸の使用が見られますが、

それは「毒」成分に敏感に反応するので、

政権の争いが激しかった王様を守る一つ方法でもありました。

 

韓国の歴史にも大きく関わる「수저:スジョ(匙と箸)」について

理解できましたでしょうか?^^

うーん、まだ難しい!という方はぜひアーキヴォイスのレッスンで

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語源-(5)「様」と「님」について

안녕하세요. 크리스탈이에요.

今日は名前や役職名、団体名などにつける敬称の「様」と「님」についてご紹介いたします。

日本にも古くから相手の名前などにつけて呼ぶ表現として「ちゃん」、「君」、「さん」、「様」、「殿」などがあります。

「ちゃん」はさんの音変化による呼び名として、「名前+ちゃん」や「おじいちゃん」のように親しみがこもったつけ方です。「君」は今や主に男の子につけて親しみや軽く敬意を表しますが、本来は中国から入ってきた言葉で君主に使われた表現です。次の「さん」は様の音変化によるもので人名、役職名、団体名などにつけて尊敬を表したり、動物名などにつけて親愛を表したり、または「ご苦労さん」のような使い方で丁寧の意を込めて使います。

最後に「様」と「殿」の表現ですが、今や人名などにつけていますが、本来は異なっていたようです。室町時代には「様」は人を指していい、「殿」はその人が住んでいる家屋敷を指したもので、ランク的にも「殿」より「様」のほうが格上だったようです。そのため、「様」の語源は、漠然と方向を示す「さ」+接尾「ま」がくっついたものとして、直接相手を指し示すのではなく、漠然とそちらの方向を示すことにより相手への非礼がないように配慮した言葉だと言われています。

さすが、相手への配慮を最優先に考える日本人の国民性が言葉にも表れていますね。

韓国にも日本の「―様」のつけ方として「님」、さんは「씨」や「양」、そのほかには「군」、「-아/야」などがあります。主に女性に使っていた漢字の嬢の音読み「양」や男の子に使っていた「군」(=君)は現在ほとんど使われず、さんづけとしては氏の音読みの「씨」のみです。同輩や目下の人に使う「名前+아/야」は親しみがこもった呼びかけとして~よ、~や、~ちゃんのニュアンスで用いられます。

敬称として様にあたる「님」はつけ方としては日本の様と同じですが、その語源はかなり違います。古代、韓国には太陽と大地、水などを支配していた神「니마」と女神「고마」がいたようで、「님」は、本来太陽神を意味する古語の「니마」から音変化した言葉です。そこから相手の呼びかけとしての「님」の意味は、相手を神のようにとても大切に尊敬をする意味合いがあるようです。

ちなみに「니마」はもう一つの「額」という意味があります。古語で額を「니마」と言ったのは人間の体で太陽を一番当たりやすい部位が額だからです。頭は髪で覆われているので直接太陽に当たらないと考えていたようです。この説は日本語の額=ひたいの単語からも容易に推察できます。日本の古代にも太陽神を崇拝していたし、太陽神を祭って祭祀を行っていた「ひたい」 (=日台)があったようです。その意味合いで日本でもおでこの意味である額の言葉が生まれているのではないかと考えているようです。

由来:7.「土用の丑の日」に食べる鰻と「三伏」に食べる「参鶏湯」

안녕하세요. 크리스탈이에요

점점 더워지는 날씨때문에 공부나 일을 할 마음이 별로 안 생기죠.
참!! 그러고 보니 7월 29일 화요일이 중복이었네요.
여러분 중복이라는 말 아세요?
간단하게 말하면 가장 덥고 더위 먹기 쉬운 날로 삼계탕을 먹는 날이에요.
일본에선 장어를 먹는 날이죠?

(ますます暑くなって勉強や仕事などのやる気があまり起きないですね。あ、、そうだ。そういってみれば29日火曜日は中伏でしたよね。中伏って?皆さん「中伏」いう言葉を聞いたことがありますか? 簡単に言えば一番暑くバテやすい時期を乗り切るために「参鶏湯」を食べる日です。日本ではうなぎを食べる日にあたりますね。)

うなぎを食べる日は2回あって、今年の1回は7月24で、後1回は8月5日だと思いますが、それぞれ「土用の丑の日」、「二の丑」といいます。この日にうなぎを食べる習慣は平安時代からあったともいいますが、正式に定着して広まったのは江戸時代からだと言われています。

もともと鰻は夏にまったく売れない食品の一つで、それを悩んでいた鰻屋は蘭学者であった平賀源内から、「土用丑の日」に「丑」と同じく「う」から始まっているウナギをたべれば病気にならないことにこじつけて商売すれば商売繁盛になるとアドバイスされたことがはじまりです。

もちろん、うなぎも栄養満点の食品なので暑さを乗り切るのに役立ちますが、「丑」と同じく「う」から始まっている食品として絶対うなぎじゃなければならないことではなかったようです。うどんのように「丑」と同じく「う」から始まる食べ物であればなんでも良いと考えていたそうです。店の繁盛のためにブームを起こし、それを習慣化するのは現在のバレンタインデーのチョコレートと同じですね。

では、韓国で行われている「삼계탕」(参鶏湯)を食べる習慣はどうでしょうか??

韓国でも最初から現在の「삼계탕」を食べていたわけではないです。最初は「백숙」(鳥肉粥)を食べていたのですが、それが次第に今の「参鶏湯」に変わったのです。もちろん、日本の土用の丑の日に食べる鰻のように、一番暑いときを上手に乗り切るため「삼계탕」を食べます。しかし、日本では土用の丑の日と二の丑のように鰻を食べる日が2回ありますが、韓国では3回あります。その時期を「初伏」、「中伏」、「末伏」と言い、これら三つを「三伏」と言います。

1回目の「初伏」は夏至から3回目の庚日で、2回目の「中伏」は4回目の庚日、3回目の「末伏」は立秋してから最初の庚日にあたります。ちょうど7月29日が「中伏」で、あと「末伏」は8月8日です。一年中で一番暑い時期で、ちょうどこの時期に使う「삼복더위」(=一番暑い)という語彙も生まれています。

鰻も栄養満点なのでそれを食べて夏に失われている栄養素を補って体の体調を整えるという考えは韓国も同じようです。特に夏は暑いので冷たい物をとりやすくなりますが、「三伏」の時期にかえって熱い「삼계탕」を食べてばてないように健康な体を保つ意味が込められています。

私も今回は1回しか食べられなかったですが、3回目の「末伏」には必ずおいしい「삼계탕」を食べてこの夏にばてることなく、元気良くすごせたらと思っています。

여러분들도 8월5일에 장어하고 8월8일에 삼계탕 드시고 힘 내세요!!  ^.~