中国語の「好」について

みなさん、こんにちは。

今日は中国語の「好」について話しましょう。今日のレッスン中、生徒さんから聞かれて、「好」の使い方は多すぎてうまく使えない場合が多いようです。

一.「好」の形から見ると、「女」+「子」=「好」、中国では、子供を生む時、”一儿一女一枝花”の美しい願いがあります。つまり、息子一人と娘一人を生んだら、人生は花が咲くように美しくなれます。だから、「好」の本来の意味は「よい」です。

二.本意から、「好」は返事の時の「はい、結構です。」の簡潔な返事になりました。

三.「好」+形容詞:程度を強調すること。「とても」の意味です。感嘆の時、

好+形容词+(啊)!       を使うと、感嘆だし、分かりやすいです。

そのほかに、「好几个」、「好久」なども数量の多いことを強調します。

四.「好」+動詞: ~しやい。容易に~できる。中国語の”可以”と理解してもいいです。

例:这支圆珠笔好用。           (このボールペンは使いやすいです。)

      你把伞拿上,下雨的时候,好用。  (傘を持ってください、雨が降る時、使うことが出来ます。)

  感覚の動詞の前に使うと、姿、形、音、味、感じなどがよいことを表します。

 例:好看——綺麗、美しい

        好听——(声)が美しい

        好吃/好喝——おいしい

       好玩——おもしろい

五.動詞+「好」: 動詞の結果補語として使われます。物事の完成を表します。「~し終わる」「~できる」

例:饭做好了。   (ご飯が出来た。)

     汽车修好了。  (車がうまく修理できた。)

「好」は結果補語として、使う頻度はすごく高いです。「うまく~できた」を表現する時、「動詞+好」を使ってください。

六.「好好+動詞」: 副詞「よく」「ちゃんと」「しっかり」の意味です。

例:今天辛苦了一天,大家好好休息!  (今日は一日お疲れ様でした、皆さんよく休んでください!)

       好好学习,天天向上。          (よく勉強して、毎日進歩します。)(毛沢東の名言)

 

以上、「好」の意味と使い方です、参考にしてください。

       

よく使い間違える「见面」と「帮忙」

みなさん、こんにちは。

今日のレッスン中、生徒さんの間違いを発見しました。この二つの言葉はよく使うので、よく間違えますね。

1.「见面」

× 今天下午6点,我想见面朋友

「见面」:対面する。顔をあわせる。「见面」を分析すると、「见」は動詞で、「面」は名詞ですから、既に、動詞+目的語の表現となりました。「见面」+「朋友」=動詞+名詞+名詞。ダブルになりませんか?だから間違いました。

○ 今天下午6点,我想朋友。

○ 今天下午6点,我想朋友见面。

「见面」を使いたいならば、「誰と会う」のように「和谁见面」の方が正しいです。

2.「帮忙」

× 昨天我帮忙妈妈做饭了。

「帮忙」は離合動詞です。手伝う、助ける、手助けの意味です。誰を手伝うを言いたい時、必ず「帮+谁的+忙」のように誰を真ん中に挟まなければなりません。例えば:

○ 如果你需要,我们来帮你的忙!

○ 她帮过我的忙。

○ 请你帮个忙。

もし、最初の間違えた例文:、「昨天我帮妈妈的忙做饭了。」のように直せば、やはり不自然のような気がします。なぜならば、文がわずらわしい感じがしますから。「帮」は動詞、「忙」は目的語で、既に「忙しいところを助ける」を表現しました。後ろの「做饭」を加えると、わずらわしい感じがしますから。一番自然な表現は:○ 昨天我帮妈妈做饭了。」 

「帮忙」と.「帮」は同義語です。.「帮忙」はよく離合動詞で使われますが、.「帮」はよく話し言葉で使われます。

例:我帮你拿行李。

中国語の主な検定試験

中国語力を証明する資格としては四つが比較的有名です。

それは、HSK(漢語水平考試)・中検・TECC(中国語コミュニケーション能力検定)・ 中国語通訳ガイド試験です。

  HSKは、中国政府の教育部主催された国家試験、中検は民間資格として日本中国語検定協会主催、TECCも民間資格として中国語コミュニケーション協会主催された試験です。 その中、中国語関連資格の代表的なものは、HSKと中検です。
 出題形態は、HSK初中級試験と英語のTOEFLに酷似しており、問題文や解説が全て中国語、 全問マークシートが特徴です。高級試験は作文と口頭試験もあります。
 全体的な傾向としては、HSKと比較すると、 中検の方がリスニング部分が平易に設定されている反面、文法・読解部分に難問が多いことが指摘があるようです。

   TECCの特徴は全問がマークシート方式です。また、中国語通訳ガイド試験は通訳案内士という立派な国家資格で、来日した外国人のガイドを行うための外国語力と日本文化への知識を判断する試験となります。 面接試験もあるため、中国語検定準1級レベル以上の実力がないと、合格はなかなか困難になります。日本国内の公的試験であるため、中検の上位級と同じく、難解な故事成語や瑣末な単語・文法事項にこだわりがちな傾向も特徴のひとつです。
 それぞれ試験によって出題傾向に違いはありますが、自分の応用力を向上させるために、 適当な試験を選んで受けることができます。 

「着る/脱ぐ」「履く/脱ぐ」「つける/外す」等の中国語表現

日本語では、「着る/脱ぐ」「履く/脱ぐ」「つける/外す」「はめる/取る」等、動詞が多いですが、それに対して、中国語の表現は比較的簡単です。「穿 / 脱」で衣服や靴など、上半身、下半身の区別なく使われます。

「戴/摘」で日本語の」「つける/外す」「はめる/取る」の意味があります。
「系 / 解」で紐類の「しめる/外す」の意味があります。

以下具体の例を見てみましょう:

chuān chènshān / tuō chènshān (máoyī  tìxùshān  duǎnwàitào……)
穿衬衫 / 脱衬衫(毛衣、T桖衫、短外套……)
シャツを着る・脱ぐ(セーター・Tシャツ・ジャケット……)

chuān qúnzi / tuō qúnzi (kùzi  kuchǎ  wàzi  chángtǒngwà…..)
穿裙子 / 脱裙子(裤子、裤衩、袜子、长筒袜……)
スカートをはく・脱ぐ(ズボン・パンツ・靴下・ストッキング……)

chuān xié / tuō xié
穿鞋 / 脱鞋
くつをはく・脱ぐ

dài màozi  / zhāi màozi
戴帽子 / 摘帽子
帽子をかぶる/とる・脱ぐ

dài yǎnjìng / zhāi yǎnjìng
戴眼镜 / 摘眼镜
めがねをかける・とる/はずす

dài shǒubiǎo / zhāi shǒubiǎo (jièzhi  /  shǒu tào)
戴手表 / 摘手表 (戒指 / 手套)
時計をはめるする・とる/はずす (指輪 / 手袋)

dài biézhēn / zhāi biézhēn
戴别针 / 摘别针
ブローチをつける・する/とる・はずす

dài xiàngliàn  /  zhāi xiàngliàn (ěr huán)
戴项链 / 摘项链 (耳环)
ネックレスをする・つける/とる・はずす (イヤリング)

dài wéijīn  /  zhāi wéijīn
戴围巾 / 摘围巾
マフラーをする・とる

jì lǐngdài / jiě lǐngdài (yāo dài)
系领带 / 解领带 (腰带)
ネクタイをする・しめる/とる・はずす (ベルト)

bǎ lǐngdài (yāodài) fàngsōng
把领带(腰带)放松
ネクタイ(ベルト)をゆるめる