語源‐(17)あたふた:プリャブリャ

안녕하세요.크리스탈이에요.

요즘은 장마철과 더불어 무더위와 월드컵중계로 날밤을 새운다든지 잠자리에 들었다해도 무더위로 잠을 설치는 분이 많을 것 같아요. 그러다 겨우 잠이 들어 한참을 달게 자다가 부랴부랴 일어나 출근 준비를 하시는 분들도 적잖이 계실 것 같은데 아무쪼록 더위를 먹지 않도록 유의해 주세요.

(こんにちは。クリスタルです。最近は梅雨入りと共に、蒸し暑さでもしくはワールドカップ中継で毎晩あまり寝れなかったり寝そびれたりすることも多いですよね。ようやく眠りに入った途端、寝坊で慌てて起きて出社の準備をされる方も少なくはないと思いますが、とにかく夏ばてにならないように気をつけましょう。)

今日は大急ぎを表す言葉を1つ紹介致します。

韓国語に「부랴부랴:プリャブリャ」という言葉があります。意味はあたふた、あわてての意味です。原義は「火事だ」という言葉から来ています。韓国語で「火事だ」は「プリヤ」と言い、これを重ねると「プリヤ、ブリヤ」になります。つまり火事が起こって走り出す人のように大急ぎで動き回ることに用います。これと似た「プリナケ」という言葉もあります。

「プリナケ」のプリは「プル:火」と「イ:が」で、助詞の~がの意味の「イ」には無音ですので、火を意味する「プル」のパッチムである「ル」が「イ」に移り「プルイ」の発音は「プリ」なります。また「プリナケ」の「ナケ」は(火が)出るようにの意味です。

「プリナケ」も「プリャブリャ」と同じく用います。

≪用例≫

(연락을 받고)부랴부랴 /부리나케 달려갔다 (連絡を受けて)慌てて駆けつけた。

기차를 놓칠까봐 부랴부랴 /부리나케 떠났다 汽車に乗り遅れかと思いあたふたと出発した。

MBCドラマ「金首露」(2)渡来人金首露

안녕하세요.크리스털입니다.

한국이나 일본은 4계절이 뚜렷한 기후를 갖고 있어서 참 좋다고 생각했는데 요즘은 봄이나 가을이 서서히 사라지고 곧바로 겨울에서 여름으로 이어지는 느낌이네요.그래서일까요?5월 중순인데도 아침저녁으로 쌀쌀하네요.감기나 호흡기 질병에 유의하시고요.오늘은 지난 주에 소개해 드렸듯이 MBC드라마 김수로에 관련된 이야기 「도래인 김수로」에 대해서 소개해 드릴게요.

(こんにちは。クリスタルです。韓国も日本も四季がはっきりしている気候をもっている国なのでとても良いなぁと思っていましたが、最近は春や秋が徐々になくなり冬からまっすぐ夏に変わるような気がしますね。だからなんでしょう。もう5月中旬なのに朝晩は冷えます。風邪や呼吸器などに気をつけてください。今日は先週紹介させていただいたようにMBCドラマ金首露に関わる話、「渡来人金首露」について紹介したいです。)

2.先進文明の持ち主の渡来人金首露

韓国での神話は非常にユーニックである。伽耶の王になった金首露王の神話は金の玉子から話が始まるし、また高句麗や新羅の始祖である東明聖王(トンミョンソンワン)や朴赫居世(パッヒョッコセ)の神話も卵から生まれた卵生説話持っている。卵はいわば神聖なものだというイメージがある。金首露王の卵生説話での金の箱は女性の子宮にあたり、空に光った紫色の光線は金箱の中の卵と繋がる臍である。つまり天と大地を繋ぐ臍によって結ばれている卵は天から授かった聖なるものが人間の世界である大地に舞い降りることなので神降臨を意味する。

しかしこのような神話はとこの国にも存在する話だが、神話作りには当時避けられない統治者の都合の解決や正当化の狙いがある。

金首露王の卵生説話の狙いはいったいとのようなものなんだろうか。

『三国遺事』によれば、西暦42年に首露王が現れる(生まれる)前まで伽耶(カヤ)にはもともと先住民が住んでおり、彼らは9人の族長のもとで農耕を行い、素朴で平和に暮らしていた。

伽耶は鉄生産地として知られているが、彼らは鉄器の使い方が全くできず、農耕にも石刀や石シャベルで行なっていた。9干(ガン)の名前にアガンやシンチョンガン、ユガンと名付けてあるが、刀(ド)、神(シン)、水(ス)が多く、名前から農器具作り、祭祀など従士したと窺える。そこに今まで見たこともない先進文明の技術者である金首露らが現れたのである。彼らは鉄を巧みに使える人達であったため、先住民の族長である9干を説得するにあたって今まで見たこともない冶金の技術を見せ、その技術を利用して日本などに貿易をすると金儲けができると説得したはずだ。伽耶人がまだ使えない先進文明の冶金に魅了させられた9干は渡来人を受け入れたいと思ったが、問題は7万5千人の百姓をどう説得して受け入れてもらうかが難関だっただろう。そこで渡来人である金首露ら6人をすんなりと受け入れる妙案がまさに卵生説話であった。

では、金首露らはどこからの渡来人だろうか。なぜ伽耶に渡来したのだろうか。

伽耶は現在の金海(キメ)もしくはその付近である。地名の語源から辿ってみると金首露らが伽耶に渡来した疑問はすぐ解ける。今や金海空港(現釜山)、柿などの名産地、地平線が唯一見られる場所として知られている金海平野地帯。金海平野地帯は、近代(日帝時代)に西洛東川から上がってくる土を掻き集めて作ったところである。

高句麗、新羅、百済が闘争していた頃は、金海は地名通り海に隣接した港だったため、金首露王は金海を拠点に海上貿易を行なって富を築いている。この時代から色んな国と海上貿易を行なっていたことから国際貿易船やアラビア商船などが寄港した可能性もあり得る。

『三国志』の「倭人伝」には韓国の黄海から金海へ、またそこから対馬、壱岐、九州北部へ行き着くルートが記されており、金首露らは海上貿易のルートや自分らが望んでいる金海に対する情報を手に入れていたに違いない。   ↓↓↓↓金海のヤンドンリなどで出土した鉄の釜↓↓

また、名前通りに鉄生産地(=金)でもあった。いまでもその名残が窺える地名があり、金海から30分ほど走ればセンチョルリ(生鉄里)という地元があるし、ハップチョンのヤロ(陜川の冶爐)という地名もある。ついた名前からどちらも鉄と関わっていたことがわかる。金海と名付けられたのは海に隣接している地理的な条件と、鉄生産地であることを意味する金(韓国での訓読みは鉄)が合成された地名である。

次回は引き続き、金首露の王妃「許黄玉」について紹介します。キデヘ チュセヨ。

MBCドラマ「金首露」(1)神話編

안녕하세요. 크리스털이에요.

눈깜짝할 사이에 GW도 끝나서 조금은 아쉽지만 그래도 GW때 쉬기도 하고 책도 읽고 또 오래간만에 친구들과  단란하게 저녁식사도 하고 나름 유익한 연휴였답니다.여러분들은 어떻게 지내셨는지요?여행을 다녀오신 분들도 계실테고 또 드라마 로케지를 다녀오신 분들도 계시겠지요.

한국에서도 새드라마와 더불어 촬영지,촬영씬 공개로 관심이 집중되고 있습니다. 특히 사극 김수로는 한국에서도 기대가  크며 이번 달부터   29일부터 방영이 시작되는데요,일본에서의 방영은 그 후가 되겠지요.사극은 그냥 봐도 좋은 공부가 되기도 하지만 미리 사극에 관련된 배경이나 신화등을 읽은 후에 보는 것도 묘미랍니다.거기에 맞춰 오늘부터는 사극 김수로의 신화등에 대해서 차례로 소개해 드릴까 합니다. 

(こんにちは。クリスタルです。あっと言う間にGWも終わり少しは名残惜しいですが、GWにゆっくり休んだり本を読んだりまたは久々に友達とわいわいと食事をしたりしてそれなりに充実な連休を過ごしまた。皆さんはどうでしたか。旅行した方やロケ地巡りをした方もおられるでしょう。韓国では新ドラマとともにロケ地や撮影シンの公開で注目されています。特に時代劇「金首露」は韓国でも大きく期待されており、今月29日から放映されますが日本での放映はその後になるでしょう。時代劇は何も知らず見るのも面白いし勉強になりますが、前もって歴史背景や神話などについて知った上で見るとドラマの醍醐味を味わえると思います。今日からは金首露の神話などについて順次に紹介致します。)

1.伽耶の王金首露はどんな人?-神話編「カラックギ:駕洛国記」-

伽耶(=駕洛:現在 金海付近)に9つの部落があり、ぞれぞれの村は9人の族長である9干に統率されていた。9干の名は①アドガン、②ヨドガン、③ピドガン、④オドガン、⑤ユスガン、⑥ユチョンガン、⑦シンチョンガン、⑧オチョンガン、⑨シングィガンという。

 伽耶地域の人々は7万5千人の100戸で山や野原に集落を成し、農耕を行なっていた。

 西暦42年3月、神託を受けた9干と数百人の百姓はクジボン(亀旨峰)に登り、「亀よ亀よ、頭を差し出せ。そうでなければ焼いて食べよう。「亀旨歌」」と歌舞しながら、祭祀を行った。

 その瞬間、空に紫色の光が浮かび、地平線の彼方へ続いていた。9干と人々は紫色の色を辿っていくとそこには赤い風呂敷に包まれた金箱があり、その箱を開けてみると6個の金の玉子が入っていた。縁起の良いものだと思った9干はアドガンの家に持っていき、大事に保管した。

 10日後、アドガンが金箱を開けてみると6個の金の玉子は孵化し人間の子供に変わっていた。また10日後に6人は9尺にも大きい大人になっており、金の玉子から最初に孵化した人をスロ(首露)と名付け、金の玉子から生まれたことで名字を金(キム)とした。

 金官伽耶の王になったスロワン(首露王)は6つの伽耶を率いる同盟の盟主として官職を整え、都を定めて国家の基盤を築いた。また天神の命によりインドから渡ってきたアユタ(阿踰陀)国の姫であるフォワンオッ(許黄玉)を王妃として迎え入れる。

←←許黄玉姫と金首露王の絵 

インドのお姫を連合いとして迎え入れたのは、神託によるものだと言う。許黄玉の両親は、姫が16歳の時、神からあなたの連合いは伽耶国の首露王だから伽耶に行き、彼の妻になるようにと言われ、西暦48年に20人の随行員と一緒に現在の南海(ナメ)に着き、首露王と結婚する。二人は2泊3日の結婚式を終え、都に戻る。結婚式の模様は「駕洛国記」に詳しく紹介されていると記されている。

フォ王妃と結婚したスロワンは158歳(42年~199年)まで生きる間、9人の息子と2人の娘を設け、伽耶(=駕洛)は海上貿易で富強な国となった。

 9人の息子の中で、長者はスロワンの後を継ぎ、次の王(居登王:クォドンワン)になったが、次男は王妃が亡くなってから母親のフォの名字を下賜され、フォ王妃の家門を受け継いだ。金海金氏と金海許氏は親戚なので未だに韓国では金海の金氏、金海の許氏は結婚ができない。後、7人の王子はフォ王妃の兄である長遊和尚ポオッソンサ (宝玉禅師:許宝玉)と共にパンザン山(現慶尚道にある智異山:チリサン)のチルブルサ(七仏寺)に入り、成仏したと言われている。 

伽耶に関する詳しい歴史にういてはttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%BD%E8%80%B6

韓国金海博物館に関する情報はhttp://inoues.net/korea/korea_kimemus.html

次回は金首露王の人物について紹介致します。