歳時風俗-(1)「한가위 풍속 놀이」②

안녕하세요!! ^^

今日は先週の続きとして「한가위:ハンガウィ」の風習についてお話いたします。日本にもお盆には行われる行事以外にも盆踊りがあると思いますが、韓国にも「ハンガウィ」に行われる遊びがあります。今や廃れてしまった行事や遊びも多いですが、代表的なものは「벌초:刈草」、「성묘:省墓」、「차례:茶礼」、「소놀이:牛遊び」、「거북이 놀이:亀遊び」、「강강수월래:カンガンスウォレ」、「원놀이:郡守遊び」、「가마싸움:輿遊び」、「씨름:相撲」、「반보기:パンボギ」などがあります。

現在でも盛んに行われているのは、墓の雑草抜きである「벌초:ボルチョ」、墓参りの「성묘:ソンミョ」、先祖様を祭る「茶礼:チャレ」くらいだと思います。それ以外の行事や遊びはみることができず、時代劇のドラマで見られるのがやっとです。では、どういった遊びがあったのかいくつかご紹介いたします。

「소놀이:ソノリ」(牛遊び)は、二人の人が牛のようにして皆で今年一番収穫が良かった家、もしくは一番金持ちの家を訪ねて行き、そこで歌と踊りをします。そうすると相手側は尋ねてきた人々にもてなしをします。そうすることによって豊作であることを祝います。

「원놀이:ウォンノリ」(郡守遊び)は、寺小屋で勉強していた生徒達が中心になる遊びです。クラスの中で一番賢い生徒を選んでその村の郡守にし、あとの生徒達は百姓になって謀議裁判を開きます。郡守に選ばれた生徒が明快に判決を下せればいいのですが、判決を下手にするとあとでからかわれます。

「강강수월래:カンガンスウォレ」は、日本の盆踊りにあたる韓国の伝統的な踊りです。主に女性で、多くの人が円陣を組み、音頭取りの先唱にあわせて「강강수월래」、「강강술래」と歌いながら踊り舞います。この踊りは新羅時代の記録にもでているほど、古くて満月を祝って踊ったとされます。

「반보기:パンボギ」は、結婚した女性の里帰りにあたることです。昔はこんにちと違って既婚の女性はなかなか里帰りができなかったです。そこで8月の農閑期に双方の家の中間辺りで会って懐抱を開いたのです。「반보기」の言葉は思いっきり懐抱を開けず、半分しかできなかったことから生まれた言葉です。

여러분도 앞으로 사극을 보면서 어떤 세시풍속이 나오는지 유심히 보세요.

(皆さんもこれから時代劇をみながらどんな年中行事が出てくるのか関心をもってみてみましょう。)

크리스탈
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ハングル検定4級 単語集③

안녕하세요~  나영입니다

今日は発音に変化がある単語ばかりを集めてみました。
韓国語ではパッチムなどの影響を受け、
実際の表記と発音が異なる場合があります。
そういった単語の読み方も試験に出題されるのですが
これが難しい!!
 ※[  ]内が読み方です

감다  [감따]  パッチムで終わる文字+다 の場合
늦다  [늦따]  「다」は「따」に変化します
맵다  [맵따]
걷다  [걷따]
넓다  [널따]
눕다  [눕따]
깊다  [깊따]
죽다  [죽따]
깎다  [깍다]

걱정  [걱쩡]    「다」に限らず 
독서  [독써]       パッチムの次に来る音は、濁らず強くなりますよ。
맥주  [맥쭈]
목소리 [목쏘리]
목적  [목쩍]
역사  [역싸]
역시  [역씨]

글자  [글짜]   「ㄹ」の場合もそうですね。
걸정  [결쩡]
일조  [일쪼]
발전  [발쩐]

잡지  [잡찌]     「ㅂ」「ㄴ」の後も音は濁らず強くなります。
갑자기 [갑짜기]    
접시  [접씨]

전달   [전딸]
손수건  [손쑤건]

숟가락  [숟까락]   最後に発音が似ている4つの単語。
젓가락 [저까락]
손가락  [손까락]
발가락  [발까락]

コツとしては、規則で覚えるよりは
声に出して何度の読むのがよいのではないでしょうか。
実際に発音することで、パターンが自然に身につきますよ。

歳時風俗-(1)「한가위」って何?①

안녕하세요^^

9월 중순에 접어 들었네요. 여러분은 9월,가을하면 뭐가 머리에 떠오르나요? 아마 한국사람은 최대 명절의 하나인 추석=한가위를 제일 먼저 떠올리겠죠. 그런 의미에서 오늘은 세시풍속의 하나인 한가위의 유래와 의미 등을 소개해 드리겠습니다.

(9月中旬にはいりましたね。皆さんは9月、秋といえば何が浮かびますか。たぶん韓国人であれば節句の一つである秋夕(=旧盆)を真っ先に思い浮かべるでしょう。今週の日曜日14日がちょうど秋夕ですので、今日は歳時風俗の一つである秋夕の由来と意味などについて紹介したいと思います。)

韓国では日本で言う「年中行事」を専門的な用語として「歳時風俗」、一般的に「名節」と言います。「歳時」という用語は漢字の意味からも分かると思いますが、一年の折々のことで言わば月毎に行われる行事(風俗=風習)のことです。おそらく、昔は日本でも「歳時」もしくは「歳時記」と称したと思いますが、現代に至っては俳句で季語を探すのに用いられる「歳時記 」と、その混用を避けるために年中行事と称しているでしょう。

「名節」も各季節に行われる年中行事の意味で、「正月」、「端午の節句」、「お盆」、「冬至」などのことですが、今は「正月」とお盆に当たる「秋夕」が盛大に行われて、「명절」(名節:ミョンジョル)とも言います。

では、年中行事はこれから月にあわせて紹介することにして、まずお盆に当たる「秋夕」の由来と意味などについてみることにします。

【チュソッ】(秋夕=旧盆)の名称と由来

「チュソッ」は陰暦の8月15日(今年は9月14日)をさし、「중추절:チュンチュジョル=中秋節」、「(한)가위:ハンガウィ」、「가윗날:カウィンナル」、「가배절:カベジョル=嘉排節」などと色んな言い方があります。

「チュソッ」は中国の四書五経(四書:大学、中庸、論語、孟子/五経:易経、詩経、書経、礼記)の一つである「礼記」(らいき)の「朝春日秋夕月」から由来したという説と、中国で使われた中秋、秋中、月夕などの言葉からそれぞれ「秋」と「夕」をとったという説があります。どちらにせよ「秋夕」の名称は中国から由来したことになります。

「한가위:ハンガウィ」の「한」は大きいの意味+真ん中の意味を持つ「가위」が合わさった言葉で、8月の半ばにある大切な日を意味します。本来は新羅時代に行われた行事の一つの「길쌈놀이:キルサムノリ」(=機織り遊び)を意味する「가배:カベ」(=嘉俳、嘉排)から由来した言葉です。

新羅時代には満月を崇拝した信仰があって、全国の女性が宮中に集まり、2チームに分けて7月16日から一ヶ月の間に織物の競技をやり、8月14の夜にその結果を出して負けたチームが勝ったチームにご馳走をする遊びが盛大に行われたといいます。

その由来で定着した「가배」(=嘉俳、嘉排)もしくは「가배절」は次第に「가위」、「가윗날」に訛り、現代の言い方になったようです。ちなみに新羅であった現在の慶州辺りでは、未だに「가위」を「가부:カブ」、「가윗날」を「가붓날:カブンナル」と言い、8月上旬から中旬まで吹く風を「가부새 바람:カブセパラム」と言います。

次回は引き続き「한가위」の風習について紹介いたします。日本のお盆とどう異なるのでしょうか。

お楽しみに!!

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