由来:16.「アックジョンドン(狎鷗(鴎)亭洞)」の地名

안녕하세요^^

벌써 3월이네요.줄곧 비만 오고 날씨는 점점 추워지고 봄은 언제 올런지…봄이 무작정 기다려지네요.

(こんにちは。もう3月に入りましたね。ずっと雨の日が続き天気も一段と寒くなって春はいつ訪れるかなぁ...。何気なく春が恋しいです。)

今日は韓国通であればどなたも1度は訪れたことがある「アックジョンドン(狎鷗(鴎)亭洞)」の地名の由来についてご紹介致します。

アクジョンドンと言えば今や芸能人の事務所がたくさんあるところ、また金持ちと言っても近代に入って富を築いた新興勢力が集まった箇所として知られています。しかしここは朝鮮時代(1392年~1910年)、世祖の時代(在位1455年~1468年)の権臣であるハンミョンエ(韓明澮 ; 1415年~1487年)の字から名付けたものです。その字は宋の宰相である韓琦が宰相を引退してから好んで利用していた書斎の名前からとった名です。

ハンミョンエは2代の王様に仕え、また2代の王様に2人の娘を嫁がせた人物であり、最高のポストであるヨンイジョン(領議政:現総理大臣)も歴任するほど権力を掌握した人でもあります。不正に蓄財をした彼はそのイメージをなくすためにアクジョンドンに東屋を造り、権力を捨てて辺で鴎と親(=狎(なれる))しく過ごすとの意味合いを込めて地名を付けたのであります。

しかし彼の偽善を見破っていた民心は、東屋の壁に落書きを続け、「狎:アップ(韓国での音読み)」の漢字を押さえつけるの意を持つ「押」に書き換えた「押鴎亭」と落書きをしたものが多くとても批判だったと言われています。

落書きは元々中国の文献や韓国語にはない漢字語でした。たぶん日本で作られた漢字語ではないかと思われます。中国語では落書きを「戯書」と言いましたし、韓国語では言葉があちこち広まって行く(飛んでゆく)と言って「飛書:ピソ」または「壁書:ピョッソ」と呼ばれていました。

自分の存在を確認してまた自分の考えを宣揚して保存しようとする欲求願望が落書きの形として表われるのは東西古今を問わず同じものですね。

 

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